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次世代物流展2025レポート|AI・EV・ドローンで変わる軽貨物運送の未来

初の次世代物流展に潜入してきました!🚚

先日、マリンメッセ福岡で開催された「次世代物流展」に参加してきました。
初めての参加でしたが、物流業界の未来を肌で感じる、非常に刺激的な2日間でした。

■ 話題の「点呼問題」から見える業界の転換点

昨年から話題となっている点呼問題。
人手不足や法令遵守の観点から、各社がIT点呼ツールの導入を急速に進めています。

展示会場では、
・遠隔で点呼が可能なクラウドシステム
・AIによる顔認証や音声記録機能
・データの自動保存・報告までを一元管理できる仕組み
など、最新のツールが多数紹介されていました。

これまで“人の手で行う”のが当たり前だった点呼業務が、
今後はデジタル化によって効率的かつ確実に行える時代に入っていると実感しました。

■ AI・EV・ドローン──進化する物流の形

次に目を引いたのは、AI配車システムやEV配送車両、ドローン配送のコーナー。

AI配車は、
従来の「経験と勘」に頼った配車を、リアルタイムの交通情報や走行データをもとに自動最適化。
配車担当者の負担を大幅に減らしつつ、コスト削減にもつながる仕組みが紹介されていました。

また、EV(電気自動車)も軽貨物分野への導入が進みつつあり、
「静音」「ゼロエミッション」「低燃費」という特徴は、
環境面だけでなく、今後の企業価値向上にも直結する要素と感じました。

そしてドローン配送。
まだ実証段階ではあるものの、山間部や離島、緊急輸送の分野での実用化が目前に迫っています。
“人が運ばない物流”という新しい概念に、会場でも多くの注目が集まっていました。

■ 現場視点で見えた「軽貨物業界へのヒント」

こうしたテクノロジーは、まだ大手企業向けの印象もありますが、
実際には中小の軽貨物事業者でも取り入れられるレベルまで来ていると感じました。

例えば、
・AI配車を使った効率化で稼働率を上げる
・IT点呼ツールで安全管理の仕組みを標準化する
・EV車両の導入を少しずつ進めることで、将来的なコスト削減やCSR強化につなげる

こうした一歩一歩の取り組みが、
“次世代に対応できる物流会社”への成長につながると感じます。

■ 最後に

物流は、人とモノをつなぐ社会のインフラ。
その形が今、確実に変わりつつあることを、今回の展示会で実感しました。

技術の進化をただ眺めるだけでなく、
「どう活かすか」「現場にどう落とし込むか」を考えることが、
これからの経営において重要だと改めて感じました。

来年も開催されるようなら、ぜひまた参加し、
軽貨物の現場に役立つ情報を吸収していきたいと思います。

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